Alembic はビジュアルエフェクトやアニメーションのプロに使用されるインターチェンジポイントキャッシュフォーマットです。それは「焼き付け」されたアニメーション結果を保存することによって、同じプロジェクトで作業する異なるスタジオ、あるいは異なる 3D ツール間のデータ互換をより容易にします。iClone のAlembic 出力新機能によって、洗練された iClone アニメーションのディテールを他のゲームエンジンや 3D ツールに持ち込むことが可能になりました。更にそれに加えて、我々はマルチマテリアル・コンテンツを Alembic の世界に持ち込むバリア・ブレイクスルーをもたらしました。
ここでは、Alembic 'ABC' 出力フォーマットを用いて、iClone から Maya へ向けて、布地や毛髪の物理演算アニメーションを含むモーションを上手くエクスポートする手順を詳細にお知らせします。
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Alembic ABC ファイルを iClone から出力し、それを Hitfilm にインポートする方法をご覧ください。あなたのキャラクターやアニメーションのビジュアル・アピールを強化するための、Hitfilm における基本的なライティング&マテリアル・セットアップのTipsをいくつかご紹介します。
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キャラクターのマテリアルノードをインポートするために FBX ファイルを Blackmagic Fusion にインポートし、それをアニメーション用の Alembic ファイルをインポートすることによってフォローアップする方法をご覧ください。このビデオを見れば関連するノードをまとめて適用し、完全なテクスチャーを持ったフル・アニメーションのキャラクターを作成する方法が分かります!
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布地や毛髪の物理演算のような、洗練された iClone アニメーションを圧縮された Alembic ポイントキャッシュ・フォーマットに焼き付けることによって、あなたのアニメーションをディテールを全く失うことなく他の 3D ツールで再生したりレンダリングしたりできます。
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パッケージされたマテリアル情報を運ぶために FBX 出力を加えることによって、テクスチャを持たない Alembic ファイルに対して膨大なテクスチャを適用していく労力を3~4倍軽減することができます。プラグインデザイン能力を持つデベロッパーに対しては、iClone はマテリアル-メッシュのマッピングテーブルを提供しており、これを用いれば50ステップの適用プロセスを、シンプルな1クリックの Alembic マテリアル適用機能にまとめてしまうことができます。
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*Alembic 輸出機能に対して iClone PRO v6.5 また、3DXchange Pipeline v6.5以上が必要
iClone への Alembic の追加はあらゆる種類の新しい可能性をもたらすと信じている。それは布地や顔のアニメーションを含む、あらゆる側面におけるアニメーションの正確なアウトプットを許容するものだからだ。Alembic アニメーションはレンダリング出力が可能で(私は Guerilla Render で良好な結果を得ている)、 Houdini のようなプログラム上で流体やその他のシミュレーションと組み合わせることもできる。
Job van Zuijlen
インディペンデント・アニメーションフィルム作家