既存の 2D アニメーションキャラクターに FFD を付加することで、格子点の移動や強度レベルの調整により、アニメーションの様々な部分にアクセントを加えることができます。また、FFD のキーは、タイムライン上でトランジション・カーブを使って誇張することもできます。また、あらかじめ用意された FFD のテンプレートを導入すれば、手間をかけることなくアニメーションを即座に豊かにすることができます。
オブジェクトの特定の部分を変形させるには、手動調整を使用します。一度に複数の格子点を選択し、その強度レベルを調整することができます。この間、境界格子点の移動に伴ってタイムライン上には FFD キーが自動的に追加されます。
FFD エディタの36個の伸縮プリセットで、既存のアニメーションにマンガ的なデフォルメスタイルを与えることができます。Cartoon Animator では調整可能な FFD エフェクトを備えた無料の G3 Human モーションファイルのライブラリも更新され、アーティストに様々なスタイルの選択肢を提供しています。
カスタム FFD アニメーションは FFD クリップとして保存して、どのキャラクターやプロップにも再適用できます。FFD エフェクトを一時的にオフにする際は、タイムラインから削除する代わりに、強度をゼロに設定するだけで OK です。
FFD の効果はアニメーションを誇張するだけでなく、画像やプロップといった単純な静止物にも、あるいは複合な構造を持ったキャラクターにも、適用することが可能です。
追加機能を有効にして複数の FFD エフェクトを重ね合わせたり、FFD キーにトランジションカーブを付けたりすることで、さらに魅力的なアニメーションに仕上げることができます。
新開発の FFD モーションライブラリの活用は、まるで魔法の杖を振っているかのようです。写真やベクターグラフィックスに FFD をドラッグ&ドロップするだけで、生命を持ったかのようにパフォーマンスさせることができます。無機物が呼吸をしたり、居眠りをしたり、飛び跳ねたり、感情をあらわにする様をご覧ください。